春挿しの結果報告
シダレザクラの春挿しの結果
2017年3月4日に行ったエドヒガン系ベニシダレザクラの春挿しだが、結果だけ先に書くと失敗に終わった。
春には一応芽が動き出したものの、そこで成長は止まり、そのまま枯れてしまった。
掘り返してみると、カルス(癒合組織。植物の切口に出来るかさぶたのようなもの)の形成はわずかに見られたものの、そこから発根までには至らなかったようである。
しかし今回の挿し木の趣旨は、緑枝挿しで発根率の低かったシダレザクラが春挿しで発根するかを試すことが第一の目的であったため、それについては概ね目的を果たしたと言える。
つまり今回の実験の結論は、
『我が家のシダレザクラは、春挿し、緑枝挿し、どちらにせよ発根し辛い』
というわけだ。
それならば葉がある枝を挿す緑枝挿しの方が、葉の状態で成否の結果がわかりやすい分だけ、管理がしやすい。
今後シダレザクラを挿し木するときは、緑枝挿しでなるべく成功率を上げる工夫をするか、接ぎ木や取り木など別の方法で苗を増やすことを試してみようと思う。
折角なら発根からその後の管理まで紹介したいと思っていたが、お伝えできないのは残念でならない。
その他の品種で緑枝挿しも進めているので、そちらも参考にしていただけたら幸いである。
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