スティレット改　ソードブレイカー

2017年12月31日

コトブキヤのフレームアームズ改造作品。
オリジナルFA（フレームアームズ）のソードブレイカー。
特徴は全身に搭載した格闘武器と、銃火器を一切搭載していないこと。
元は初めてスプレー塗装に挑戦した『スティレット（クファンジャル）』の改造機で、何度かの改修を経て現在の姿に。その辺りが設定にも反映されています。
以下は妄想設定。基本的な世界観の設定などは公式に準拠します。

画像はクリックで大きいサイズが見られます。

●機体解説●

戦場を渡り歩いては破損したFAのパーツを集め、自らの乗機を改造。またはパーツの売買を行う。とあるジャンク屋兼傭兵団。
各々が自分の理想の機体を作り上げることを目的とする彼らにとって、傭兵やジャンク屋といった活動は最前線で資材を得るための効率的な手段に過ぎない。
その傭兵団の中心的機体が本機、『ソードブレイカー』である。

本機の操縦者は他のFAをたとえ今まさに交戦中の相手であろうと、敵ではなく素材だとしか思っておらず、望んだ個所を傷つけないよう「切り分けて」頂くという意向から射撃武器を一切搭載していない。
代わりと言っては何であるが、近接武器は全身に過剰なまでに搭載されている。
そのため操縦者が機体に求めたのは、敵機との距離を詰め、近接戦に持ち込むための圧倒的な機動性だった。

推進方式や出自などもバラバラの推進器を全身に搭載しており、目論見通り圧倒的な機動性を得てはいるものの操縦性、機体バランスは劣悪。
機体を改造、調整した本人以外が搭乗した場合はまともに動かすことすら出来ず、自壊する恐れすらある欠陥機と言ってもいいほどである。
そのうえ装甲は軽量化のため薄く最小限になっており、フレームの露出個所も多いため対弾性は無いに等しく、遠距離から撃ち合う砲撃戦においてはまったくの無力となる。
本機の真価は容易に射撃が出来ないような敵味方入り乱れた状況や、敵陣に突入しての一対多の乱戦。そしてFA同士の一騎打ちにこそある。
とりわけ航空FA同士の近接戦においては如何なる相手にも後れを取らないという自負から、『剣を折る剣』として『ソードブレイカー』と名付けられている。

傭兵団の機体は本機に限らず、パーツの供給状況や戦闘内容に合わせてマイナーチェンジを繰り返している。
本項で紹介しているのは衆暦213年後半の姿で、戦局の変化に伴い大規模な改修が行われた後のものとなる。
当時普及し始めた電気式の推進器の導入と主翼の大型化により、推進剤任せだった改修前と比べ大幅な航続距離の延長が図られた。

●装備解説●

イオンブースター
戦闘で破損した『フレズヴェルク』のパーツを回収、流用した本機のメインブースター。
本来フレームが収まるスペースを利用してソードラックが設けられている。
ソードラックはアームによって接続され、姿勢によって抜刀しやすい位置へ可動する。

フォトンブースター
電気推進方式を発展させた推進ユニット。
推進剤を消費しないため長時間使用可能だが、通常のブースターに比べ出力が低いため、巡航時など補助的に用いられる。

フラップ・スラスター/スラスト・ベクタリング・ユニット
燃焼剤を利用した増加推進ユニット。
戦闘機動時の瞬発的な加速に用いられる。

エクステンドブースター
外付け式の補助推進ユニット。
元は空戦FAの航続時間延長を目的に開発された装備。ユニット単体で稼働させることが可能なため、移設や増設が簡単に行える。
本機は通常これを2基搭載しているが、必要に応じて他の装備に換装されることも多い。

スタビライザー
背部に搭載された主翼は原型機と比べ大型化されている。
当然重量も増大しているが、その質量を生かし、自在に可動させることで推進剤を利用せず細かな姿勢制御が可能。

肩に装備されたものも姿勢制御ユニットとしての機能を持つが、こちらは近接武器としての機能も持ち合わせている。

アンチTCSブレード『カレトヴルッフ』
実体型と非実体型レーザーブレードの機関部を強引に接続した高出力レーザーブレード。
刀身にTCS干渉材がコーティングされており、TCS搭載機へも有効打を与えることが可能。
柄頭からはレーザー刃の発振も可能で、長大さゆえの取り回しの隙をカバーしている。
また連結によってダブルブレードとしての使用も可能。