電子戦用可変支援機 ブロード
コトブキヤのフレームアームズ改造作品。
オリジナルFA（フレームアームズ）の『ブロード』。
特徴は人型から巡航形態への可変機構。
今作は中間形態を意識的に取り入れてあります。
以下は妄想設定。基本的な世界観の設定などは公式に準拠します。
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●機体解説●
本機は『可変型バーゼラルド試験機 バスタード』の支援用に急遽用意された機体である。
『バスタード』はもともと対Xシリーズ用に試作された機体であるが、正式採用には至らず計画は凍結された。その後は補充戦力として各地を転戦した後、月面プラント奪還作戦へ参戦するべく宇宙へと上がる。
第一、第二次プラント突入作戦の失敗により月軌道まで後退した防衛機構艦隊に対し、月側はZ0シリーズによる追撃をかけた。
迎撃に当たった『バスタード』だったが、月側が投入した可変FA『トリシューラ』との戦闘で撃墜寸前にまで追い込まれる。
傭兵として戦列に加わっていた『カラドボルグ』の加勢により事なきを得たものの、機体は小破。整備班は機体の補修と、再戦のための対策に追われることとなる。
『トリシューラ』との交戦時、高い火力を生かせず苦戦を強いられたことから、優先的に考えられたのは月側のジャミング対策であった。
しかし、いくらペイロードに余裕のある『バスタード』といえど、可変機構と様々な兵装群に加え、さらに電子戦装備を搭載することはパイロットへの負担が大き過ぎる。
そこで『バスタード』の予備フレームや試作パーツを流用し、電子戦用の装備を搭載した支援機を別途用意、役割を分担することで負荷を軽減する方法が立案された。
資材が不足していたこともあり、機体性能は『バスタード』に比べて大幅にデチューン。可変機構も大幅に簡略化されることになる。
しかし割り切った設計と操縦難易度が下がったことで、機体の総合的な性能は決して低くは無く、後方支援からある程度の戦闘までこなせる汎用支援機として完成した。
機体名の由来はバスタードと同じく斬撃にも刺突にも使用できる刀剣であり、騎兵が補助的に用いる片手剣、『ブロードソード』から。
●装備解説●
フォトンブースター
機体各部に設置されている電気推進方式を発展させた推進ユニット。
可変機構の変更に伴い、『バスタード』から配置が若干変更されている他、相手と距離を取ることに主眼を置いた配置になっている。
オプティカルバイザー YT10
頭部に搭載された、センサーの演算処理能力を補助するコ・プロセッサユニット。
ロート・ドーム・ヘッド
周囲のFAに対する電子戦能力を持つ装備。『レヴァナント アイ』の頭部ユニットが流用されている。
オプティカルバイザーと直結されており、他機体と連携して索敵機能を補助する。
LADARシステム
レーザー探知型のレーダーシステム。
変形機構の都合で撤去された、胸部フォトンブースターの空きスペースに設置されている。
センサー・ボード
索敵機能の補助とバランサーの機能を持つ。
本機は宇宙空間のみでの運用を想定しているため、主翼の代わりに装備されている。
レーザー・マルチアーム
『レヴァナント アイ』のレーザー・マルチプライヤーを改修した武装。
射撃武器兼レーザーブレードとして機能する。
機首を構成するバインダーに設置されており、アームによって可動することでマニピュレータの自由度も確保している。
セグメントロングライフル
『バーゼラルド』の主装備だったセグメントライフルを改修した兵装。
砲身を伸ばすことで射程と威力が向上している。
弾倉と銃身は依然上下に二つあるが、ATCS弾の採用により同時に発射する必要がなくなったため、交互に発射することで射撃回数の問題を解決している。
スラストアーマー
セグメントロングライフルのバッテリーチャージャーを兼ねるシールド。
機体の運動性を阻害しないように推進器が内蔵されている。
装備自体は『バーゼラルド』と同型だが、裏側にフレームが追加されており、汎用性が若干向上している。
ツインレーザーカッター
両端に発振口がある非実体型近接武器。
シールド裏の追加フレームに装備されている。
手に持って使用するほか、シールド裏に装備したままでも刃の発振が可能。
レーザーシールド
脚部に搭載された非実体型防盾。
変形機構の都合から増加装甲の搭載が難しいバスタード/ブロードにおいて、少しでも防御力を補えるよう試験的に導入された。
持続時間は短いものの、軽量で高い防御力を持つ。
またレーザーシールドには攻撃能力があり、斬撃武器としての使用も可能。
