日本縦断自転車旅行記 準備編~テント

テント

snow peak(スノーピーク) の『ランドブリーズソロ ラージフライセット WD SSD511

広い前室の付いた一人用のドーム型テントである。

残念なことに現在は生産終了しているらしい。

 

選んだ基準はまずドーム型のテントということと、広い前室が付いているということ。

テントの形には色々あるが、ツーリングなどに持っていくときに多くの人が選ぶのはドーム型のテントである。

設営や撤収が簡単に出来て、畳んだ状態もコンパクトだし、ペグを打たなくても自立することが出来る。

テントを設営する場所がいつでもペグを打てる場所とは限らないのである。

普通のドーム型テントは二本のフレームをしならせて天井で交差させ、丸い形を作る。

しかしこのテントにはフレームがもう一本ある。

このフレームがフライシートを支えることで、広い前室スペースを作り出しているのだ。

前室スペースはドーム型のテントの多くで、ペグによるテンションで保持している。

しかしそれではペグを打てない場所では、シートが垂れ下がるだけになってしまう。

その点このテントであればペグを打たない状態でもある程度の空間を確保することが出来る。

ただし、その分のデメリットもある。

フレーム本数やフライシートの面積が増えているので当然重量が増えているし、畳んだ状態もその分かさ張ってしまう。

それにフライシートのスリーブにフレームを通す構造のため、設営・撤収の際の手間が大幅に増える。

こうやって書き出すとデメリットの方が大きいような気がするが、それでも自分がこのテントを選んだのには理由がある。

それはやはり広い前室スペースにあった。

この広い前室スペースには、ギリギリではあるが自転車を入れることが出来たのである。

キャリアやドロップハンドルがなければもう少し余裕をもって格納できたと思うが。前室の先端を地面に固定せずにたるませることで、自転車をフライシートの内側へ引き入れることが出来た。

雨天時に野宿する場合。なるべく橋の下や建物の軒先などに自転車を停め、雨に当たらないようにしてきたが、どうしても雨を避ける場所がない場合がある。

そういう場合、このテントならば自転車を雨ざらしにすることを避けられる。

もちろん、いくらスチールフレームの自転車でも、雨ざらしにしたらすぐ錆びるというわけではない。ただ自分の精神安定上よろしくないというだけである。

ただ、フレームだけでなくその他のパーツも、雨に当てないならそれに越したことはない。

また雨天時、濡れた荷物などを室内に入れずに前室に置いておけるのも便利だ。

四つのサイドバッグは普段テントの四隅に置いて、ペグを打てないときの重しにしていたが。雨に濡れた後、そのままテント内に入れるのは遠慮したいところ。

そんな時広いスペースがあれば、雨の中でも荷物を乾かしておける。

雨の中でも自由に使える広い空間が確保できる。と、いうのは何かと便利だ。

自分の旅のスタイルにはよく合っていて、選んで正解だったと言えるだろう。