日本縦断自転車旅行記 準備編~ヘッドライト

ヘッドライト

 

前照灯ではなく、頭につける方のヘッドライト。

これももともと持っていたもので、十年以上前の物なのでモデル名まで書くのはやめておくことにする。

仕様としては、単四乾電池三本の電池式。

頭の周囲と頭頂にベルトを回す三本ベルト式。

防滴仕様。

角度調整可能。

LED一灯、三灯、ゼノン球と切り替えができる。

古いものだけあって最近のLED製品と比べるとかなり暗いが、必要最低限の明るさはあり、買い直すまでもないかと思ってそのまま持って行った。

夜間登山や夜間走行に使うならともかく、手元を照らすだけならば、あまり明るいヘッドライトは必要ない。

 

キャンプをするならライトは必須である。

夜間に行動する予定は無くても、予定外の事態というのは付きものだし、夜間に急に行動を迫られる場面だってあり得る。

明るいうちにテントの設置場所を見つけ、設営から夕食の用意まですべて行うのは不可能ではないが、そうそう上手くいくことは稀である。

日が暮れてから急に催すこともある。そんな時に暗闇の中で靴を履いてテントから這い出すのは手探りだけでは手間取るだろう。

そこでライトのタイプだが、手で持つライトかランタンかヘッドライトか。

自転車に取り外し出来るタイプの前照灯を付けていれば、ハンドライトとして使うことで装備を減らすことが出来る。

夜間にちょっと出歩く程度ならハンドライトは便利だが、使用時に片手がふさがってしまうので作業時の照明としては不向きである。

ランタンは置くか天井に吊るして使えば、普通の灯りの点いた部屋のように過ごせるので両手が空くが、光源が固定されてしまうので使い勝手はやや悪い。

ファミリーキャンプでは固定された照明が一つあると安心できるが、ソロキャンプでの必要性はあまりない。持ち歩くにも不便だ

ソロキャンプなら自分一人の手元を照らせればいいので、両手が自由に使えるヘッドライトが一つあれば十分である。

最初に付けた時にはやや気恥ずかしさがあったものの、いざ使ってみると大変便利である。

ライトを頭に付けておくと視線の先が常に照らされるので、実質的に明るい場所にいるのと変わらず作業ができる。

頭に付けるので食事などは若干し辛いが、調理したり地図を読んだり、実に気軽に過ごすことが出来る。

作業によって視界の正面や下方など、重点的に照らしたい場所が変わるので、持って行ったヘッドライトは角度が調整できるのが便利だった。

もっと照射範囲が広いものなら角度変更の必要はないのかもしれないが。

 

もし新たに買うとしたら、電球はLEDだけでいいので、もっとシンプルな物。

照射範囲は広めで、照射角度の調整ができるモデルがおすすめである。