改良型空戦可変機 リーンデルタ

改良型空戦可変機 リーンデルタ

コトブキヤのフレームアームズ改造作品。

オリジナルFA(フレームアームズ)の『リーンデルタ』。

特徴は人型から飛行形態への変形機構。

以前投稿した『エクシードジャイヴ』をベースに開発した機体という設定で、同系列のオリジナル機体として製作しました。

以下は妄想設定。基本的な世界観の設定などは公式に準拠します。

改良型空戦可変機 リーンデルタ フロント
フロント
改良型空戦可変機 リーンデルタ リア
リア
改良型空戦可変機 リーンデルタ 飛行形態
飛行形態

画像はクリックで大きいサイズが見られます。

 

●機体解説●

飛行形態への可変機構により既存の航空FAを凌ぐ航空性能と、古参の戦闘機パイロットという新たな兵力を得ることに成功した『エクシードジャイヴ』だったが、それは上層部の意向にはそぐわないものだった。

既存の生産ラインの縮小と新型汎用FAへの機種統合が進められていた衆暦213年後半の情勢下では、新型の航空FAの生産ラインを起こす余裕などあるはずもなく、試作機2機と試作パーツを残して計画は凍結される。

ただし航空戦力として有用なのは事実であり、このまま格納庫に眠らせておくのは惜しまれた。しかし他の航空FAと運用形態が異なるため、既存の部隊にそのまま組み込むには問題が多い。

そこで上層部は当機の航続距離の長さに目を付けた。開発チームに幾ばくかの補給物資を与え、独自の航空遊撃部隊として再編し、戦線へと送り出したのである。

またも厄介払いのような措置だったが、そのことがかえって彼らにある程度の自由を与えた。

放任されたのをいいことに彼らは、エクシードジャイヴの運用データと補給物資によって機体の更なる改良に着手する。

そうした開発背景から生まれたのが、本稿で紹介する『改良型空戦可変機 リーンデルタ』である。

 

ジャイヴの仕様変更であったエクシードジャイヴと違い、初めからワンオフ機として開発されたため、機体は専属パイロットの戦闘スタイルに最適化されている。

改良においては飛行形態での性能の向上が第一に図られており、特に飛行速度は機体形状の見直しと推力増加に伴い大幅に向上している。

兵装面においても固定武装の追加など、装備数の増加により火力が強化されている。

総合的な戦闘力は原型機を大きく上回るものとなったが、反面複雑化した可変機構と兵装類により操縦難易度もまた跳ね上がることになった。

しかし計画当初から蓄積された機体の運用データと、長年にわたって積み重ねられた戦闘機乗りの経験は、開発チームの腐心に確かに応えるものとなる。

 

●Spec●  
頭  頂  高 16.2m
乗  員 1名
固有装備 スラストアーマー Type-EB+2 ×2
  脚部メインブースター ×2
  サブスラスター(腰部×1、肩部×2)
  頭部センサーアイ
兵  装 マルチレーザーカッター×2
  ACSシールド
  コンバインドライフル
駆動骨格 フレームアーキテクトTYPE001

 

●装備解説●

 

スラストアーマー Type-EB+2

推進器を内蔵した追加装甲。

MSG社のFA用フライトユニット。エクシードバインダーを改修したもの。

飛行形態では主翼。人型時はスタビライザーとして機能する。

基本的な仕様はエクシードジャイヴと共通だが、両形態で使用できるハードポイントが追加されている。

人型と飛行形態では上下が入れ替わるため、両形態ではピッチ角が逆になる。

 

メインブースター

ベクタードスラスターの内部機構を換装し、航空機用のエンジンとして改修した本機のメインブースター。

外観上の変化は少ないものの、出力の向上が図られている他、ユニット上に補助用の垂直尾翼が追加されている。

 

サブスラスター

肩と腰部に搭載された偏向機能を持つスラスター。

腰部のものは変形後に主垂直尾翼となる。

両形態で必要に応じて可動し、機体の挙動を補助する。

 

センサーアイ

頭部通常センサーとは別に搭載される高感度センサー。

普段は保護されており、精密射撃時などに展開する。

改良型空戦可変機 リーンデルタ 精密射撃時
精密射撃モード

 

マルチレーザーカッター

『レヴァナントアイ』の射撃武器兼レーザーナイフ『レーザー・マルチプライヤー』をベースに開発された武装。

飛行形態では射撃武器として、人型では近接武器として主に使用される。脚部に装備したまま使用する他、発振口を取り外して剣のように使用も可能。

改良型空戦可変機 リーンデルタ マルチレーザーカッター
レーザー発振状態

 

ACSシールド

複合兵装供給(Armor Complex Supplying)システム。基本的には複数の機能を持った増加装甲である。

リーンデルタ専用となるシールドは物理的なシールドの機能に加え、非実体型シールドの展開機能、小型のレーザーガンとカナード翼が搭載されており、火力と防御力、飛行形態での機動性を補う。

本シールドを装備することで本機の性能は最大限に発揮されるが、変形に必須というわけではないため、場合によっては他の装備に換装される。

改良型空戦可変機 リーンデルタ シールド
シールド展開状態

 

コンバインドライフル

実弾と光学式火器の複合兵装。鹵獲された月側のアサルトライフルをベースに開発された。

速射性と命中精度のバランスが良く、変形後も使用できるように改修されている。

 レーザーピストル

 ライフル下部に接続されている小型の光学式ハンドガン。取り回しに難のあるライフルの補助に用いられる。通常はフォアグリップとして機能する。

改良型空戦可変機 リーンデルタ 二丁装備
ピストル分離状態

 レーザーカッター

 レーザーピストルの機関部を分離することで近接武器としての使用も可能。

改良型空戦可変機 リーンデルタ レーザーカッター
レーザーカッター

 

→飛行形態解説へ