バーゼラルド ドーンエッジ


バーゼラルド ドーンエッジ

コトブキヤのフレームアームズ改造作品。
オリジナルFA(フレームアームズ)のバーゼラルド ドーンエッジ。
特徴は背部に搭載した大型フライトユニット。
設定上航空性能が低い『バーゼラルド』を空戦向けに改造した機体です。
以下は妄想設定。基本的な世界観の設定などは公式に準拠します。

バーゼラルド ドーンエッジ
フロント
バーゼラルド ドーンエッジ
リア

 

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●機体解説●

凍結された量産型可変機開発計画、そのプロジェクトチームと試作機は優秀な航空性能を惜しまれ、補充戦力として実戦投入されることになった。
運用形態の違いから既存の部隊に組み込むのは難しかったため、プロジェクトチームは丸ごと独自の遊撃部隊として再編された。
再編にあたって人員と物資が補充されたのだが、そのほとんどは他部隊で利用価値が無いものを押し付けられたようなものだった。
しかし、その物資の中には一つだけ異彩を放つ存在があった。
当時の最新鋭機にして(表向きは)次期主力機である『SX-25 カトラス』である。
通常の航空FAと比べて破格の航続距離を持つ可変型航空FAに対し、追随出来る数少ない機体という理由だったが、その実情は他の物資とそう変わらないものだった。

この『カトラス』という機体は、実際の生産バージョンであるJXシリーズへの配置転換が進められる中で、役目を終えた『宣伝用のカトラス』のうちの一機である。
中でも遊撃隊に与えられた機体はバーゼラルドの面影を濃く残しており、運用面での問題を数多く抱えたままのハリボテと言ってもいい機体であった。
つまり最新鋭の機体を与えるというのはプロジェクトチームへの心付けなどではなく、各地を転戦する遊撃隊に現場からの評判の悪い機体を押し付けたうえで、あわよくば喧伝に利用してしまおうという目論見であった。

以上のように諸手を挙げて喜べるような存在ではなかった『カトラス』だが、思惑はどうあれ機体のポテンシャルの高さは確かなものである。
貴重なFA戦力として利用しない手は無く、戦列に加えるにあたりプロジェクトチームは他機体との連携を踏まえた改修を施した。
こうして汎用FAだった機体は大きく特性を変え、航空FAとして生まれ変わることになる。
より『バーゼラルド』の外観に近づいた機体は『カトラス』と呼ぶことを憚られ、登録された機体コードは『バーゼラルド ドーンエッジ』とされた。
飛行能力を得た夜明けの刃は『エクシードジャイヴ』、そして『リーンデルタ』と共に各地を文字通りの意味で飛び回り、降下艇基地攻略戦に少なからず貢献してゆくことになる。

●装備解説●

ヘッドユニット
メインセンサーは『バーゼラルド』のものが搭載されている。
『カトラス』には性能で劣るものの、改修によって通信機能が強化され、僚機との連携によって多角的な情報処理が可能となった。
大きく後方に伸びたアンテナはその証である。

増加装甲
防御力の低さは『バーゼラルド』最大の弱点であった。
しかし装甲を増やすことは機体の運動性の低下を招くし、そもそもペイロードの問題から増設には限界があった。
そこでコクピットや関節部などの重要区画に絞って強度の高い装甲を配置し、正面を向いた推進器を取り払うことで必要最小限の対弾性を確保している。
また機体に横方向の加速を与えるため、肩にはサイドスラスターが増設されている。

マルチランチャー
『セカンドジャイヴ』から流用された光学式火器。
出力調整によって使用回数の増加が図られている。
兵装は『エクシードジャイヴ』と共用のため、グリップは可変型のものがそのまま使用されている。

マルチライフル
マルチランチャーのバレルを延長し、収束率と射程距離の向上が図られた改修型。
口径が小さくなったため破壊力は下がっているものの、その分貫通力が上がっているため、総合的な威力はあまり変わらない。
ただし大型化した分、取り回しはやや悪くなっている。

バーゼラルド ドーンエッジ
マルチライフル ブレードモード

イオンレーザーシールド
オペレーション・バードハントにおいて、『レヴァナントアイ・イーギル』がレーザーカッターで光波を防いだことから試作された非実体型防盾。
長時間展開できないことや実体攻撃には弱いなどの弱点はあるが、軽量で高い防御力を持ち、損耗で破壊することがないなどの利点がある。

バーゼラルド ドーンエッジ
イオンレーザーシールド

クラウドダヴ
本機のメインブースターとなるFA用リフター。
もともとは『エクシードジャイヴ』の開発段階で採用を見送られた兵装を流用、ブースターとフライトユニット、武装ユニットをフレームで連結した航空支援用追加装備。
軽量な陸戦FAを飛翔させられるだけのペイロードを持ち、本体の推力を補って余りあるうえ、搭載された兵装により火力をも増強させる。
元来リフター単体で支援機として機能する仕様のため、分離させて哨戒や陽動、本体と連携して挟撃するなど単機で多彩な運用に対応できる。
分離時は外部からも操作可能だが、機体には部隊の戦闘機パイロット達の操縦パターンを記憶させた簡易AIが搭載されており、ある程度の自律行動が可能となっている。
技術的には『ラピエール』のメインブースターである『スポッター』の延長にあたるため、導入は比較的容易だった。

クラウドダヴ
リフター クラウドダヴ

また上部のプラットホームにはマウントレールが設置されており、搬送キャリアとしても利用できる他、FAを搭乗させることも可能。その際にはプラットホームが展開する。

クラウドダヴ 搭乗時
クラウドダヴ 搭乗時

装備類は『エクシードジャイヴ』と共用のため、同機とリフターも含めて互換性があり、状況によっては装備を交換することも出来る。

エクシードジャイヴ 合体形態
エクシードジャイヴ 合体形態