日本縦断自転車旅行記 準備編~サイドバッグ
フロント/リア サイドバッグ
ABUSのDRYVEシリーズ。
フロントは『ST8510 KF M』リアは『ST8515 KF L』
定価はそれぞれ左右セットで¥18000と¥22000。
余談だがメーカー名の読みは『アブス』なのか『アバス』なのか。どちらかというと前者の方が優勢のようだが、正式にはドイツ語読みで『アバス』らしい。
ドイツに本社を置くこのメーカーは自転車用のカギで有名だが、パーツ選びにカタログを物色していて見つけた。
選んだ基準は防水機能を備えていること。
サイドバッグはそれまで持っていなかったので、新規購入するならば、せっかくなので前後そろえたデザインがあるものを選んだ。
サイドバッグについては選ぶのにかなり迷った。
所有経験はない上にカタログでは細部までよくわからないし、持っているキャリアに取り付けが本当に可能かどうかもわからない。
近場の自転車店は一通り回ってみたが、さすがにサイドバッグを取り揃えているような店はなかった。
最終的にカタログの仕様だけ、とりわけデザイン重視で選ぶことになる。
結果は上記の通りだが、ギリギリまでmont-bellのドライフロント(リア)サイドバッグと悩んだ。(ちなみに現在はアウトレットでわずかに流通しているものの、商品ページにはすでに載っていなかった)
キャンプ用品の多くをmont-bellで揃えていたのと、何より候補に挙がった防水サイドバッグの中でデザインが一番好みだった。
比較していくと、
容量は、mont-bellはフロント14ℓ。リア23ℓ。
ABUSはフロント16ℓ。リア21ℓ。
驚くことに前後合わせるとぴったり同じだった。
荷重をなるべく分散させたいと思っていた自分にとっては、この時点でややABUS優勢。
デザインは個人の主観となるが、自分は前述のとおり、mont-bellのが好みである。
キャリアへの固定機構は、取り外しが楽なのはABUS。しっかりと固定できそうなのはmont-bellといったところ。これは利点と欠点が表裏一体なので、どっちもどっちだろう。
ちなみにABUSは一度だけ、バッグをぶつけた拍子に外れたことがある。
そして両者の決定的な違いは、バッグの開閉方式である。
mont-bellは上部を折りたたむように巻いてからバックルで留めるロールアップ方式。
ABUSはドローコードで口を閉じてから蓋を被せてバックルで留めるフラップ方式。
ロールアップの方が防水性は高いものの、出し入れを頻繁に行うには向かない。
フラップの方は防水性は低いものの、出し入れは楽である。
比べれば防水性は劣っているとはいえ、十分な防水性はあるので、最終的にフラップ方式の楽さを取ることにした。
旅の最中、雨の中を走ることも何度かあったが、バッグの中身が濡れたことはなかった。
中身の出し入れやバッグの脱着も楽だったので、自分の使い方にはABUSのが合っていたようである。
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