日本縦断自転車旅行記 準備編~フロントバッグ

フロントバッグ

TOPEAK(トピーク)の『ツアーガイド ハンドルバー バッグ』

 

専用のアタッチメントをハンドルに取り付けることで、ワンタッチで脱着が可能なハンドルバッグである。

容量は5ℓ。値段は¥7000+税。

 

これも旅行前から所持、使い続けていたものの一つ。

ショルダーストラップとレインカバーが付属している。

これには主にサイフ、ケータイ、カメラなどの貴重品類と薬類を入れていて、自転車を離れるときには外して持ち歩くようにしていた。

簡単に取り外せて、手提げでも肩掛けでも使える便利な奴である。

またバッグ中央の開け口が正面から見て後ろ側に開くようになっているので、自転車に乗ったままでも物の出し入れがしやすくなっている。

容量はやや少ないものの、自転車から降りて観光する際には程よいサイズである。

 

サイドバッグは防水の物を選んだのに、フロントバッグはレインカバー方式にした理由は、元から持っていたから――ではない。一応理由がある。

バッグ自体が防水の場合。例えば通り雨にあった後、しばらくは濡れたままになる。

大抵は走っているうちに乾いてしまうが、持ち歩くことが多いフロントバッグの場合、濡れたままで持ち歩くのは気持ちのいいものではない。

そんな時レインカバーならば、外すだけで乾いたバッグを持ち歩けるというわけだ。

外したカバーは自転車のサドルにでも被せておけばいい。

それにサイドバッグ四つにレインカバーをかぶせるのは面倒だが、フロントバッグ一つならそれほど手間もかからない。

 

ちなみに取り付けに関して個人的に一つ、注意点というか注釈がある。

実はハンドルに取り付けている着脱システム『クイッククリック』は、正規の取り付け方をしていない。

本来ならば、バッグが振動などで垂れ下がる――いわゆる「おじぎ」の防止のためにワイヤーをステムの下に回して張るのだが、今回の旅行車のハンドルにはワイヤーは取り付けていない。

クランプ部の締め付けだけでバッグを保持しているのだが、旅行中垂れ下がることはなかった。

理由としては。

クランプ部の片側のボルトでワイヤーを共締めする固定方法なので、左右のボルトが微妙に異なるのだが。

取り付けの際、ハンドル径は対応しているはずなのに片側のボルトが届かず、締められなかった。

手持ちにあった長いボルトで代用したが、片側も相当ギリギリで締めているため、ワイヤーを挟む余裕がなかった。

それにハンドルがカーボンハンドルだったので、締め付けには注意が必要になる。

試しに使用しても動かなかったので、そのままにしておいたが、あまり褒められた行為ではないので注意である。